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相変わらず頭が重くて体がだるい…。これ花粉症が始まってるって考えたほうがいいかな。スギ花粉はまだ少なめなようだけれど。
ラビンツァラはいまいち有名になりきれない(もちろん少し勉強した人は知ってるけど)精油という印象を持っていますが、一度この香りを知ったらファンになる方がけっこう多いです。やわらかくて角のないユーカリみたい。サイダーのようなしゅわっとした清涼感があります。例によってラベンダー、それと花粉のこと考えてティーツリーとブレンド。
写真は一応ラビンツァラの学名である
Cinnamomum camphora で探してでてきたものですが、もしかしたらラビンツァラではないかも知れません。どんな謎かけだと思われるかもしれませんが、いわゆる「ケモタイプ精油」というやつなのです。植物学的には同じものなんだけど含有成分が大きく異なっているというアレですね。
Cinnamomum camphora の名で知られている精油は3つありまして、
1つ目がこのラビンツァラ
Cinnamomum camphora CT Cineoleで1,8シネオールが主成分、2つ目はホーウッド(ホーリーフ、芳樟)
Cinnamomum camphora CT Linalool でリナロールが主成分、ここまではご存知の方も多いと思いでしょう。
最後の一つがカンファー(樟脳)です。この精油はアロマテラピーの世界ではあんまり重要視されておらず(虫除け以外では使いにくいですからね)、商品化しているメーカーも多くはありませんが、原料となるのはクスノキ
Cinnamomum camphora です。
樟脳工場を見学してきたのでお暇な方はお読みください
ですから
Cinnamomum camphora で検索をかけて出てきた写真がどのケモタイプにあたるかまではわからないわけです。相当マニアな人でないとそういうの併記しようと思いませんからね。ただ植物学的には近しいというか同じものですから、外見はほぼ同じと考えてもよいかと思います。
ややこしいですよね。ラビンツァラにはもう一つ面倒ないきさつがありまして。10年ちょっと前くらいまで違う学名をつけられていました。そのお話はまた今度ラビンツァラの風呂に入った時に。